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静岡といえば、「お茶とみかんと富士山」と言うくらい、
昔から、『みかん』はお茶と並んで静岡の名物ですよね。
農林水産省の統計によると、平成20年産の静岡県の普通温州みかんの結果樹面積は4,060ヘクタール、収穫量は80,800トン、出荷量69,000トンでいずれも全国1位です。
ちなみに、清水エスパルスのイメージカラーもオレンジを採用してますね。
で、なぜ静岡みかんが食べれなくなる!?のか、
それには少し地球温暖化の話をしなければなりません。
地球温暖化による影響地球温暖化の原因となっているガスには様々なものがあります。なかでも二酸化炭素(CO2)は、もっとも温暖化への影響度が大きいガスです。産業革命以降、化石燃料の使用が増え、その結果、大気中の二酸化炭素も増加し続けています。
このままだと2100年には平均気温が2℃から4℃上がると言われています。
気温が上がる事で様々な事に影響が出てきます。
さて、平均気温が2℃から4℃上がるという事をご理解いただいた上で、みかんに戻ります。
みかんの栽培適温域は15℃から18℃で、まさに静岡は適地!しかし温暖化の影響を受けると、その適地であった静岡がみかんにとっては高すぎる気温となってしまいます。
結果、浮皮現象というものが起きます。
浮皮とは果実の生育が止まっているのに、果皮のみが生長し、果実と果皮のあいだに空気の隙間ができ、出荷が遅れたり、色着きが悪く、商品価値を下げ、貯蔵中の腐敗果の原因になる状態です。
さらに静岡が適地ではなくなるということは、県外が適地になってしまうということです。
2060年には多くの県でみかんがとれる様になるのに対し、静岡ではおいしいみかんができなくなります。
つまり、 静岡みかん消滅 という事態が起こってしまいます。
冬のこたつの上から、静岡みかんが消滅してしまいます。
温暖化の影響は、みかんだけでなく、お茶や久能名物いちごにも影響を及ぼします。
身近な、温暖化への影響は確実に進んでいます。
一人一人が考え、意識してCO2を減らす、低炭素社会の実現に向け歩き出す事が必要です。
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